【WCS2018】第19回あいオフ 予選1位 本戦ベスト8 S11全国ダブル瞬間4位 最速サンダーグロス
こんばんは。Yana.です。
今回は6月30日に名古屋で行われた第19回あいオフで使用し上位に入賞し、S11まで使い続けた構築を紹介します。
今回の構築はこちら
↓
わりとよくいるレヒレグロスサンダーの並びです。では早速構築紹介に入りましょう!
構築経緯
まず、使い慣れているメタグロスを構築の軸として構築開始。
メタグロスの相方を考えたところメタグロスと相性が良く、S操作役もできるサンダーを相方として選択。
フィールドを展開し、ジャラランガ対策として必要なカプ枠はテテフかレヒレの2択で迷いましたが、テテフグロスだと弱点が共通しているため、メタグロスを下げる際の引き先に困ったことが多かったので弱点が被っていないカプ・レヒレにしました。
次に現WCS環境最強のポケモンであるガオガエンをゴースト耐性と鋼に打点があることから採用。
5体目には現段階できついカプ・コケコ、メガゲンガー、砂パを見るためのランドロス。
ここまででメガリザードンY軸、雨パ、メガバクーダ軸がきついので裏メガとしてバンギラスとボーマンダのどちらを採用するか直前まで悩んでいましたが、リザードン軸やバクーダ軸にいるクレセリアやポリゴン2や雨パのアタッカーが氷技を所持している確率は非常に高く、ボーマンダが上記のきつい構築の対策としては弱いと思ったため、バンギラスを最後の6体目として構築が完成しました。
個別解説
順番はトレーナーカードの配置順ではなく、上記の構築経緯で採用した順番で紹介します。
性格 陽気
技 アイアンヘッド 地団駄 冷凍パンチ 守る
努力値 108-140-4-0-4-252
調整はメテオールさんの『頑固一徹テテフグロス』という構築のメガメタグロスの調整を真似しました。この調整でメガカメックスの悪の波動耐え、A183のガオガエンのフレアドライブを87.5%耐え出来ます。
技に関してはよくある4つの技を選択。最近は冷凍パンチの枠を思念の頭突きで採用されている方も多いみたいです。
メタグロスは以前はほとんど陽気でしたが最近は意地っ張りの耐久に配分を寄せた型が増えてきていますが、相手のメタグロスに同速負けしたくないことと使い慣れていることから陽気最速で採用しました。
サンダー@電気Z
性格 臆病
技 10万ボルト 熱風 追い風 守る
努力値 0-0-0-252-4-252
メタグロスの相方であるポケモン。個人的にサンダーはこの型が最強だと思っています。
電気Zで構築で苦手なメガリザードンYや水タイプに強襲をかけたり、メタグロスの攻撃と電気Zを集中させて相手のメガ枠を一撃で落とすことが出来ます。また、追い風をさせないために相手が攻撃を集中させたり、猫だましで動きを止めにくることが多いので守るはとても役にたちました。
あと、最速にすることで相手のSラインやスカーフ持ちかどうかが大体わかるのでその点も優秀でした。
カプ・レヒレ@半分回復実
性格 控え目
技 濁流 ムーンフォース 瞑想 守る
努力値 236-0-20-252-0-0
この構築のカプ枠。上記で述べた通り耐性が優秀であり、メタグロスの引き先となれたので採用しました。
こちらも技は基本的な4つを採用。持ち物に関しては前述したサンダーがZを持っているため、採用しませんでしたが数の多いガオガエンや雨パのメガラグラージ対策になる水Zを持たせたかったです。
また、最近のレヒレはSを上げて上から水Zを撃つ型が増えてきているらしいですが、個人的には耐久があり、積める型の方がこの構築にマッチしていると思いHC型にしました。
ガオガエン@半分回復実
性格 意地っ張り
技 フレアドライブ 叩き落とす 吠える 猫だまし
努力値 236-116-4-0-148-4
WCS最強ポケモン。調整はRisingさんの『速攻コケコグロス』という構築のガオガエンの調整を真似しました。
メタグロスが苦手としているゴーストタイプに耐性があり、上記3体では鋼に抜群を取れるのがサンダーの熱風以外ないため、鋼タイプの打点としても優秀でした。
技に吠えるを入れた理由は、ラッキー構築に対して対策がないことと、カビゴンなどの積むと止められなくなるポケモンへの対策としてであり、撃つ機会はあまりないですがこの技を入れたことにより勝った試合もありました。以前は吠えるの枠はけたぐりだったのですが、あまり撃つ機会なかったので上記のポケモンたちの対策になる吠えるで良いなと思います。
性格 控え目
技 大地の力 馬鹿力 ヘドロ爆弾 めざめるパワー氷
努力値 84-0-4-252-20-148
上記4体で相手をするのがきついカプ・コケコ、メガゲンガー、砂パの対策と電気の一貫を防ぐために入れたポケモン。単体で地面技を撃てることに魅力を感じ、今回は特殊型で採用しました。
技はメインウェポンの大地の力は確定とし、他3枠は選択となります。カプ枠に抜群をとれるヘドロ爆弾、ランドロスミラーやメガボーマンダに対応するためにめざめるパワー氷を入れ、残り1枠は最初ストーンエッジを採用していましたが砂パ対策枠にもかかわらずバンギラスに打点がない(パーティ全体でも結構きつい)ことから馬鹿力を採用しました。
Sラインは準速のヒードラン抜きとなっています。
バンギラス@バンギラスナイト(メガ進化時のドット絵が見つかりませんでした)
性格 意地っ張り
技 岩雪崩 噛み砕く(あいオフの時のみアクアテール )炎のパンチ 守る
努力値 252-140-0-0-0116
調整はサンムーン時代の全国ダブル時にメテオールさんの『広範囲対応型テテフグロス シーズン5レート2008最終7位』の記事のバンギラスを真似して作った個体にバンギラスナイトを持たせたものをそのまま使用していました。特に現環境を意識した調整ではないのですが使っていて特に問題はなかったです。
上記で述べたように構築できついメガリザードンY軸と雨パ対策枠で最後に入った枠です。 バンギラスナイトを持たせることによって天候を奪い返し、戦況を有利に持っていけるので強かったです。しかし、メガリザードンY軸の構築にはバンギラスが苦手なカミツルギやランドロスが入っていることが多いので動かしにくいことが多かったです。場合によってはメガリザードンY軸にはバンギラスを選出しないこともありました。
技についてですがメガバンギラスを採用されている構築を見ると岩雪崩と守るは確定であとの2枠は選択という形が多かったです。今回は雨パに入っているナットレイやハッサムなどの鋼枠対策の炎のパンチとメガバクーダ軸の対策に少しでもなるかなと思いアクアテールを入れてみました。しかし、アクアテールの案を考えたのが前日の夜だったうえにあいオフで1回もメガバクーダ軸とマッチングしなかったので対策となっているかはよくわからないです。アクアテールの枠は無難に悪技で良いと思います。実際あいオフのときはアクアテールでしたがその後ずっと噛み砕くで使っています。
選出
簡単にですが選出パターンを紹介します。
基本形、vsサナガエン、vsCHALK系、vsメタグロス軸
前
後
カプ・コケコがいる、vsメガゲンガー軸
前
後
oror
vsリザードン軸
前
or
後
or
vs雨パ
前
oror
後
oror
vs砂パ
前
or
後
or
このパターンが絶対という訳ではないのですが、このパターンが多かったという選出を紹介しました。
不利なパーティとポケモン
メガラグラージ入りの雨パ
トリパ全般(特にメガバクーダ軸)
カビゴン+ゴチルゼル(トリルと腹太鼓されるカビゴン受けられるポケモンいない)
他に思いついたら更新します。
この構築の実績
第19回あいオフ 予選スイスドロー1位 本戦トーナメントベスト8
第2回鳳凰オフベスト8
S11全国ダブル瞬間4位 最高レート1889
ちなみに構築名の「最速サンダーグロス」は軸のメタグロスとその相方サンダーが2体とも最速であることから名付けました。
何か質問がありましたらTwitter@yana_poke186までお願いします。
ここまで見ていただきありがとうございました。