こんにちは。Yana.です。
5年ぶりのブログ更新となります。
2021年から2024年の頭までポケモンから少し離れていましたが、レギュレーションGからポケモン対戦に復帰しました。
残念ながら、JCS予選抜けとはなりませんでしたが、復帰後初に取り組んだルールの思い出として久しぶりに構築記事を執筆しようと思います。
1.構築
構築は下記画像のものとなります。
構築名のRUIとはゴリランダー、水ウーラオス、ガオガエンの英語名の頭文字を取ったものとなります。
2.構築経緯
①伝説枠として最も扱いやすそうな黒馬バドレックスを採用。
➁黒馬バドレックスが苦手な悪、ゴーストを受けることができ、猫騙しや挑発でサポートも出来るガオガエンを採用。
③黒馬バドレックスの攻撃相性の良い格闘タイプとして水ウーラオスを採用。
④ミライドンがきついため、フィールドを展開することが可能で、ガオガエンと合わせてサイクルが出来るゴリランダーを採用。
⑤S操作技がなく、上から高火力で制圧されてしまうため、追い風が出来る化身トルネロスを採用。
⑥最後の1枠は岩オーガポンとなりましたが、そこまでに色々なポケモンを試しました。 この構築は先制技(特にタケルライコの迅雷やカイリューの神速)に弱かった為、そこに対抗出来るポケモンを考えました。 下記のAからCは没になったポケモン
達です。
タケルライコの採用率が高く、きつかった為、対策として採用。しかし、あまり選出しなかったため、没に。
B.テツノワダチ
化身ランドロスと同じ理由で入れ替えるような形で採用。
以下の要素で化身ランドロスより良いと思っていました。
・Sブーストで黒バドレックスよりも上から行動が出来る。
・スカーフではなく、ブーストの為、技の打ち分けが可能。
・鋼タイプのおかげで苦手なパオカイに対抗可能。
しかし、選出率が低いままであったため、没。
c.リキキリン
先制技を特性で防ぐことが出来るリキキリンを採用。 長く採用していましたが、リキキリン自体のパワーが低かったこと、先制技を防ぐ目的以外でほとんど選出しないことから、没に。
⑦上記の通り、最終的に採用したポケモンは岩オーガポンとなりました。
この指で先制技と強力な単体技から黒馬バドレックスを守ることが出来る点を評価しました。 この指等の味方を守ることが出来るポケモンは他にもいましたが、自身も火力があり、頑丈で行動保障もある岩オーガポンを採用しました。
3.個別解説
黒馬バドレックス
性格 臆病
テラス 悪
持ち物 命の珠
技 アストラルビット/サイコキネシス/花粉団子/守る
努力値 4-0-0-252-0-252
調整 特に無し。 CS極降り。
・禁止伝説枠。私自身が積み技をあまり得意ではないことから、命の珠を持たせて3ウェポンの高速アタッカー型として採用しました。
・テラスは悪で採用。 格闘、草、ノーマルと色々試しましたが、ゴーストに耐性のあるテラスでないと黒馬バドレックスミラーに勝てないと思いました。 同じ条件であればノーマルもあるのですが、悪技を半減出来る点と悪戯心が無効な点を評価して悪にしました。
・花粉団子の採用はリキキリンやイエッサンへの対策。横のポケモンの攻撃と合わせてトリルをさせない動きが強かったです。
性格 腕白
テラス 虫
持ち物 隠密マント
技 叩き落とす/蜻蛉返り/挑発/猫騙し
努力値 252-0-188-0-68-0
調整 HB A252補正有ウーラオスの水流連打を約70%で耐え D余り
・水ウーラオスの攻撃を耐えられるように物理方面に厚い調整としました。
・テラスは虫で採用。 飛んできやすい地面、格闘に耐性のある点を評価しました。
・持ち物の隠密マントは非常に優秀で、相手の猫に怯えること無く、猫で相手の動きを止めたり、蜻蛉返りでサイクルを廻せる点が強かったです。
・サイクル技を捨て台詞でなく、蜻蛉返りにしたのは挑発持ちの水ウーラオスが増加していた為。 蜻蛉返りであれば、挑発を気にすることなくサイクル出来る上に、襷を削れる点も優秀でした。
水ウーラオス
性格 意地っ張り
テラス ステラ
持ち物 気合の襷
努力値 4-252-0-0-0-252
調整 特に無し。 AS極降り。
・テラスはステラで採用。 効果が各タイプ1回のみなのが当初は気になりましたが、水と格闘どちら高火力で撃ちたい場面が多く、テラスにして正解でした。
・持ち物は気合の襷で採用。 行動保障を持たせられる点が単純に強力でした。
ゴリランダー
性格 意地っ張り
テラス 炎
持ち物 突撃チョッキ
技 グラススライダー/ドラムアタック/蜻蛉返り/猫騙し
努力値 252-4-4-0-196-52
調整
HD C252補正有命の珠イーユイのダブルダメージ熱風確定耐え
HD C252補正有ミライドンのエレキフィールド下の流星群93.8%で耐え
残りS 余り4をそれぞれAとBに
・対ミライドンをメインに選出していく為、特殊耐久を厚めにしました。
・テラスは炎で採用。 飛んでくる炎や氷に耐性がある点を評価しました。 実際試してはいませんが、同じ耐性を持つ水テラスでも良いかもしれません。
・ドラムアタックは相手のSを1段階確定で下げられる技として採用。 スカーフ持ちやSブーストの相手のS技を下げ、黒馬バドレックスで上を取れるように出来る点が優秀でした。
化身トルネロス
性格 図太い
テラス ドラゴン
持ち物 メンタルハーブ
技 木枯らし嵐/追い風/雨乞い/怖い顔
努力値 228-0-124-4-108-44
HB A200補正有ウーラオスの天候雨下の水流連打確定耐え
HD C252補正有黒馬バドレックスのゴーストテラス+呪いのお札持ちのダブルダメージアストラルビット確定耐え
S 最速アマージョ抜き
C 余り4
・S操作を行うのが仕事なので、耐久型にしました。 HBの雨下ウーラオスの攻撃は絶対耐えたいので物理方面をメインに考え、特殊方面は振れる所まで降った結果、上記の耐久となりました。
・Sはカイオーガ構築に多いアマージョの上から木枯らし嵐を打てるように最速アマージョ抜きとしました。
・テラスはドラゴンで採用。 カイオーガの潮吹きを耐える為に水に耐性のあるテラスとしました。 しかし、カイオーガ構築によくいるパオジアンやアマージョの氷技は抜群のままとなるので注意です。 水テラスという選択もありますが、電気タイプの技が抜群なのが変わらない為、悩みどころ。
・持ち物はメンタルハーブで採用。 元々は隠密マントを持っていましたが、ガオガエンに持たせた為に変更。 相手に挑発を打たれ、S操作出来ずに上から制圧されるのを防ぐのが目的です。
・怖い顔は互いにS操作をした後の第2のS操作として優秀です。 トリル下で味方に撃つこともあります。
岩オーガポン
性格 陽気
テラス 岩
持ち物 礎の面
技 ツタこんぼう/パワーウイップ/この指止まれ/ニードルガード
努力値 172-92-52-0-4-188
調整
HB A200補正有ウーラオスの水流連打を92.6%で耐え
S 最速101族+1 最速化身ランドロス抜き
A 残り
D 余り4
・水ウーラオスの攻撃を吸う際に倒れないように耐久に降り。 黒馬バドレックス以外に早いアタッカーがいない為、化身ランドロスを抜ける素早さを確保しました。
・草技はパワーウイップを選択。 最初は命中安定の種爆弾を採用していましたが、火力が足りなかった為、命中不安ではあるが、高火力のパワーウイップに変更しました。
4.選出
黒馬バドレックス
先発 黒馬バドレックス+ガオガエン
・相手に追い風がある場合はトルネロスを選出します。
・相手の黒馬バドレックスのテラスがノーマルか悪の場合はガオガエンの蜻蛉返りで水ウーラオスを着地させ、インファイトで倒せるようにします。
・テラスはほぼ確実に黒馬バドレックスに使います。 テラスがないと相手のアストラルビットに対抗出来ません。
白馬バドレックス
先発 黒馬バドレックス+ガオガエン
後発 水ウーラオス+ゴリランダー
・ガオガエンの挑発で白馬バドレックスのトリル展開を止めていきます。
・トリルを展開されてしまったら、ガオガエンとゴリランダーの猫騙しでトリルターンを枯らしていきます。
・テラスはゴリランダーの炎をメインに使います。 黒馬バドレックスを確定で倒す相手がいる場合は黒馬バドレックスにテラスを使うこともあります。
・イエッサンが初手に出てきた場合はフィールドで猫騙し出来なくなるのが嫌である為、優先的に倒しています。
ミライドン
先発 ガオガエン+ゴリランダー
後発 黒馬バドレックス+岩オーガポンor水ウーラオス
・フィールドを取れるようにゴリランダーの先発は確定。 横はガオガエンを置けば大体の選出には対抗出来ます。
・リキキリンにトリルをさせないことを優先として行動します。 ガオガエンの挑発で止めたり、ゴリランダーや黒馬バドレックスの虫技で攻撃していきましょう。
・テラスを誰に使うかは状況によってです。 初手で炎オーガポンと対面したときはゴリランダーの炎テラスで耐えて蜻蛉返りで展開していくことが多いです。 黒馬バドレックスの悪テラスはエルフーンのアンコールを無効化する為に使用することが多いです。 しかし、エルフーンのムーンフォースやミライドンのマジカルシャインが抜群になる点に注意。
・黒馬バドレックスがいないとテツノカイナ突破が困難です。 テツノカイナを突破するまでは丁寧に扱います。
ザマゼンタ
先発 黒馬バドレックス+岩オーガポンorガオガエン
・相手の先発はザマゼンタ+パオジアンが多いです。 その場合はガオガエンの猫騙しや岩オーガポンのこの指で黒馬バドレックスを守りながら、攻撃していきます。
・テラスはパオジアンの悪技対策でほぼ確実に黒馬バドレックスに使います。 しかし、悪テラスだとザマゼンタのボディプレスや構築によくいるハバタクカミのフェアリー技が抜群になるので注意してください。
・ハバタクカミやイーユイ等Sが高いポケモンが多いときは化身トルネロスを入れることが多いです。
テラパゴス
後発 黒馬バドレックス+水ウーラオス
・化身トルネロスの木枯らし嵐でテラパゴスのテラスシェルを消しつつ、ガオガエンは蜻蛉返りで水ウーラオスを場に出し、次のターンからテラパゴスを縛られるように攻撃してきます。
・ハバタクカミやゴリランダー等の水ウーラオスを上から攻撃する相手が取り巻きに多いので注意が必要です。 テラパゴスに攻撃出来るように水ウーラオスを
大切に扱います。
後発 黒馬バドレックス+ゴリランダーor岩オーガポン
・化身トルネロスで追い風をし、水ウーラオスか岩オーガポンでカイオーガを攻撃していきます。
・相手にパオジアンや悪ウーラオスがいない場合は化身トルネロスのドラゴンテラスを使用し、攻撃を耐え、追い風→カイオーガに怖い顔や木枯らし嵐→追い風という動きも出来ます。
・後ろに悪タイプがいる場合は、黒馬バドレックスにテラスを使用したいので、慎重にテラスを使うポケモンを決めます。
晴れ(グラードン、コライドン)
パターン1
後発 黒馬バドレックス+水ウーラオスor岩オーガポン
パターン2
先発 黒馬バドレックス+ガオガエンor岩オーガポン
後発 化身トルネロス+水ウーラオスor岩オーガポンorガオガエン
・正直、明確に選出は決まっていませんが、ハバタクカミ+イーユイがいるときはパターン1が多いです。 逆に相手の初手が速くないときはパターン2が多いです。
・晴れ下のタケルライコがかなりきついです。 化身トルネロスで天候を書き替える、岩オーガポンで迅雷を吸う等で上手く対応していきます。
先発 黒馬バドレックス+ガオガエン
後発 水ウーラオス+ゴリランダー
・相手のルナアーラはほぼ先発で初手テラスをしていきます。 ルナアーラに猫騙しを打ち、特性を消してアストラルビットを打っていきます。
・後はゴリランダー、ガオガエンでサイクルを廻し、黒馬バドレックスと水ウーラオスの攻撃を通していきます。
5.実績
・2024/08/03 第19回ぽちゃオフ TOP16
備考 ・最後の1体はリキキリン ・黒馬バドレックスは格闘テラス
・2024/11/12 第1回迅雷オフ 準優勝
備考 ・最後の1体はリキキリン ・黒馬バドレックスは格闘テラス
・2024/12/21 てるチャレチーム戦#9 TOP16
備考 ・最後の1体はテツノワダチ
・2025/01/12 第1回カナズミオフ TOP8
備考 ・最後の1体はリキキリン ・黒馬バドレックスは格闘テラス
・第3回PJCS予選 最高レート1718
備考無し
・ランクバトルS29 最終683位
6.最後に
PJCS予選であと一歩の所で予選落ちをしてしまし、レギュレーションGはとても悔しい結果となりました。 しかし、ポケモンに4年ぶりに復帰した私にとってポケモンの楽しさを改めて感じさせてくれた思入れのあるレギュレーションとなりました。
レギュレーションIではオフ会、ランクバトルで良い結果が残せるように頑張っていきたいと思います!
ここまで見ていただき、ありがとうございました!